Figma MCP Server + Figma REST API + LLMでデザインの品質を上げる

デザインxAIの領域では、AIによるプロトタイプ生成などよりも、デザインの実務においてAIをいかに持続的に役立てることが出来るかどうかが個人的に気になっているポイントです。その取り組みのひとつとして、Figma MCP Server / Figma REST API / LLMを組み合わせてデザインデータのチェックを自動化し、最終的なデザインの品質を上げるための試みを紹介します。

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  Ryo Nakae

  株式会社ディー・エヌ・エー / ニンテンドーシステムズ システム開発部 / マネージャー

  Designer, Developer, Dog Lover

AI時代の製品開発：役割の再定義と実践

AIの登場と普及は、製品を担う我々の役割を根本から変えようとしています。そして、Product ManagerやDesignerの役割の再定義も不可避です。この発表では、理論や抽象論に終始せず、現場でどのようにAIを活用しているか、そして何より、AI時代において我々の重要かつ核となる役割は何かを探ります。日々の実践から手探りで掴んだ経験と生きた感覚値を共有し、みなさんと一緒に考えたいと思います。

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  片芝 亮友

  Sansan株式会社 / Eight事業部 / Product Manager

  2015年、Sansan株式会社に新卒として入社。Sales RepresentativeやCustomer Supportの職を経て、2017年からProduct Managerに転身。プロフェッショナルリクルーティング「Eight Career Design」の立ち上げを主導した後、現在は名刺アプリ「Eight」の製品戦略や企画全般を担う。

AIは我々を何者にしてくれるのか

AIの進化は止まらない。本発表では「AIは我々を何者にしてくれるのか」というタイトルの下、AIの「可能性とその活用」について探求します。デザインとエンジニアリングの領域でAIがいかに活用され、我々の創造性や問題解決能力を拡張しているか、具体的な「解の経験」を共有します。しかし、AIは単なる道具（What）でしょうか。それとも我々の役割や思考そのものを変容させ、我々を新たな「何者」（Who）かに変えてしまうのでしょうか。AIとの協働が前提となる次世代において、人間固有の価値とは何か。テクノロジーの交差点で、AIが映し出す人間の未来像を皆様と共に考えます。

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  たかなこ

  ファインディ株式会社 / CTO室 Design / デザインマネージャー

  新卒で制作会社に入社し、教育系やBtoB向けのパンフレット・Webサイト制作において、ディレクションからデザインまでを一貫して担当。 2023年8月にファインディ株式会社へ入社し、コミュニケーションデザイナーとして複数事業に関わる。現在はエンジニア転職サービス「Findy」と、フリーランスエンジニアと企業をつなぐ「Findy Freelance」を管掌。コミュニケーションデザインとプロダクトデザイン両領域をマネジメントし、事業成長に直結するデザインを推進している。

AIネイティブスタートアップにおけるプロダクト開発の新常識

生成AIを前提にしたスタートアップでは、デザインとエンジニアリングの境界が再び交わり始めています。本セッションでは、AIを組み込んだ開発体制や意思決定、チーム設計の実践知を共有し、これからの“AIネイティブな”プロダクト開発の新しい常識を探ります。

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  坂津 潤平

  株式会社PeopleX / Engineering Group Tech Lead

  スタートアップ、AbemaTVなどを経て、PeopleXに創業から参画。PeopleWork、AI上司、AI面接などAI/HR領域の新規サービスを1年で5本立ち上げ。現在はAI面接の開発をリード。得意領域はTypeScript, Go。

AI時代におけるインターフェースと身体性のゆくえ

AIの時代「人による操作」はどう変わっていくのでしょうか。インタフェースはコマンドやボタンなどの機械的で複雑な操作に代わり、身体的で直感的な操作方法が模索されてきました。現代のスマートフォンでは、指で直接画面を動かす操作が、まるで情報そのものに触れているかのような心地よさを生み出します。拙著『融けるデザイン』ではこの心地よさの原理を、自身の一部として感じる原理「自己帰属感」という概念を用いて説明してきました。しかしAIは意図や文脈を理解し「操作」のフェーズそのものを省略できる可能性を秘めています。本講演では、AI時代のインタフェース、インタラクション、そして未来の体験について考えていきます。

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  渡邊 恵太

  明治大学 / 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 / 教授

  知覚に基づくインタフェースデザインや、IoTにおけるインタラクションデザインの研究を行う。昨今はインタラクションや体験の評価手法の研究や、ブレイン・コンピュータ・インターフェースの研究に従事。著書に『融けるデザイン ハードｘソフトｘネットの時代の新たな設計論 』（BNN、2015）。近著に『超軽工業へ インタラクションデザインを超えて』(BNN、2025）がある。

Adapt to AI Native Workflow, プロダクト開発を加速するデザイン×エンジニアリングの再設計

メルカリでは、AI Task Forceを立ち上げ、全社でAI Native化を推進しています。
中でもプロダクト開発領域では、アイディア創出からデザイン、機能設計、コーディング、リリースまでの一連のワークフローを、AIを前提とした形に作り替えています。デザイナーとエンジニアの境界を再定義し、開発速度と品質の両立を目指す取り組みです。
本セッションでは、私たちが描くVisionと、現時点での到達地点を共有します。理想を語るだけでなく、日々の試行錯誤や、泥臭い実践の積み重ねから得た学びもお伝えします。

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  Kuu(Kume Fumiya)

  株式会社メルカリ / AI/LLM Office, AI taskforce / Software Engineer, AI Platform

  2020年4月 株式会社メルカリへ新卒入社。 日本向けのフリマアプリ、メルカリの開発に携わる。

AI時代、UXリサーチャーはどこへ？

AIが到来し、当たり前になる世の中において、リサーチャーという職業が近い将来いなくなるのではないか？と思うことがあります。一方、顧客理解でチームを繋ぐ根幹の役割は残るのも、日々AIと一緒に仕事を進めながら確信しているところです。今後、リサーチャーという名前（＝調査を実行する人）で残らず、リサーチャー的な振る舞いをしながら、PM、事業家、マーケターなど別の自分のWillと重ね合うところに落ち着くように思います。リサーチャーとしてAIを使いながら進める実例と、進めてみてリサーチャーという職種について感じるところをお話します。

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  瀧本 はろか

  株式会社スマートバンク / UXリサーチ部 / 部長・UXリサーチャー

  校正・校閲担当者を経て、ベンチャー企業で新規事業の立ち上げやインタビューの企画執筆を経験。その経験からUXリサーチャーに転身、人材会社の新規事業のUXリサーチやリサーチ組織立ち上げ、リサーチャー育成に携わる。2022年4月より株式会社スマートバンクに1人目のUXリサーチャーとして入社。N1インタビューの文化を受け継ぎ、年間100件を超えるインタビューを担当。メンバー全員が「Think N1」を身近に感じられるような働きや経営・事業に伴走するリサーチを推進。著作『UXリサーチの活かし方　ユーザーの声を意思決定につなげるためにできること（翔泳社）』。

デザイナーが主導権を握る、AI協業の本音と実践

「AIに飛びつくのはプライドがない？」そんな葛藤や周囲の声をよそに、私は日々のデザイン業務でAIを活用しています。本セッションでは、ライティング、リサーチからコーディング、デザインレビューまで、AIを「意図を汲む共創者」として扱うための実践と、その正直な手応えを共有します。AIは単なる時短ツールではありません。デザイナーが主導権と責任を持ち、AIの客観性を利用してデザインを強固にする。そして限られた時間で成果を出すための、AIとの新しい関わり方とデザイナーのリアルなマインドセットを紹介します。

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  佐藤 咲

  GMOペパボ株式会社 / コーポレートコミュニケーション室 / プリンシパルデザイナー

  GMOペパボ株式会社プリンシパルデザイナー。2011年paperboy&co.（現GMOペパボ）に新卒入社。Webデザイナーからキャリアを始め、リブランディングやデザイン戦略、新規サービス立ち上げを多数経験。産育休を経て、現在はコーポレートコミュニケーション室にてブランディングおよび事業部支援に従事。福岡在住、一児の母。趣味は漫画と麻雀。コーヒーが好き。

AIで拡張・交差するプロダクト開発のプロセスおよび携わるメンバーの役割

プロダクト開発には、プロダクトマネージャー、デザイナー、エンジニアなど多様な専門家が関わります。生成AIの進化により、開発プロセスやチームの役割分担、そして個々に求められるスキルセットは大きく再定義されつつあります。本セッションでは、オープンエイトおよび子会社エイトテクノロジーでの実践事例をもとに、AI時代におけるプロダクト開発で何が変わり、どのように拡張されていくのかを具体的に紹介します。

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  石橋 尚武

  株式会社オープンエイト / プロダクト開発部 / CTO

  学生時代からフリーランスエンジニアとして活動した後、制作会社THE CLIPを立ち上げ様々なWebサービスの立ち上げ支援を行う。2016年4月にオープンエイトにTHE CLIPをM&Aをする形でジョイン。CTOに就任する。オープンエイトでは、AIを活用したSaaSプロダクト「Video BRAIN」「Open BRAIN」の立ち上げ・開発に従事する。

LLMプロダクト開発の「実態」：価値創造の原則

開発責任者として、新規事業として実際に推進する上で感じている、LLMプロダクトの提供価値の「実態」をお話しします。
LLMを核とするプロダクトをユーザーへ提供する上で直面する壁や課題を具体的に共有します。その上で、競合優位性を築く鍵は、「ユーザー課題を解決し、ビジネスに貢献する」という価値創造の原則を追求することにあるという考えを考察します。

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  結城 浩太

  株式会社ログラス / 新規事業部 / 開発責任者

  スタートアップでの経験が多く、前職では建設業界向けスタートアップにて、1人目マーケターとして組織を立ち上げ。その後、新規SaaSプロダクトのPdMとして初期開発をリードし、主力事業に成長させる。現在は株式会社ログラスの開発責任者として、AI新規プロダクトの事業立ち上げに邁進しています。

本番のコードをなるべくAIに書かせるには何が必要か、それによってプロダクト開発がどう変わるか

プロダクト開発における生成AI活用は、新規プロダクトやプロトタイピングの場面で大きな成果を上げています。しかし、既存のプロダクト開発では、まだまだ活用の度合いは穏やかなのが現状です。これは、AIに本番のコードを書かせるためには、プロトタイプとはまったく異なる前提が必要になるためです。
本トークでは、AIが本番のコードを書くために必要な環境整備、要件の構造化、成果物のレビュー、テストの自動化などの前提条件を整理します。また、その結果として開発者の時間配分や成果物の比率がどのように変化するかを説明し、プロダクトの品質、職種間のコラボレーションといった、プロダクト開発全体への影響を示します。

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  石川 洋資

  株式会社10X / プロダクト本部 / 執行役員 CTO

  面白法人カヤック、LINE、メルカリでソフトウェアエンジニアとして複数サービスの立ち上げを経験。2017年に10Xを共同創業し、CTOとしてプロダクト開発全般を担当する。

シリコンバレー発:AIがデザインプロセスを変える

サンフランシスコのテック企業で日々実践されているAI活用デザインの実態を公開します。生成AIツールの実用的な使い方から限界まで、リアルなワークフローをお見せします。、リサーチからプロトタイピングまでのデザインワークフローに統合する具体的な手法を解説。リサーチ、ペルソナ設計、ワイヤーフレーム、UIデザイン—各工程でAIをどう使い分けるか。効率化だけでなく、デザイン品質を高めるための具体的なテクニックとシリコンバレーの最新事例を共有します。

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  Brandon HIll

  btrax / Founder & CEO

  サンフランシスコと東京に拠点を置くデザインエージェンシー btrax のFounder&CEO。世界最大のAIコミュニティである、The AI Collective日本代表としてAI×デザイン分野の国際的コミュニティを牽引し、サンフランシスコ市政府のアドバイザーも務める。デザインとテクノロジーを融合させた事業を展開。経済産業省「始動NEXT Innovator」公式メンターやStartup Weekendデザインメンターを、九州大学フェロー、崇城大学起業部メンター等を通じて500人以上の次世起業家代育成と日米のスタートアップ育成に注力。サンフランシスコ州立大学デザイン科卒業後

大企業インハウスデザイン組織におけるDesignOps改革の現在地

生成AIを前提としたデザインプロセスへの変革は待ったなしですが、大企業ではその実現に向けたハードルが高いと感じる方が多いと思います。本セッションでは、有志で始まった生成AIの勉強会が、やがてデザイン部門全体を巻き込み、全社のデザインプロセス改革を目指す真っ只中でのリアルな課題と、それを解決するための試行錯誤を共有します。単なるツール導入に留まらない、組織文化そのものをアップデートするための「最初の一歩」を、皆さんと一緒に考えたいと思います。

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  桑原 真一郎

  NTTドコモビジネス株式会社 / イノベーションセンター デザイン部門KOEL / UXデザイナー

  大手自動車メーカーにて海外市場の事業・商品計画、環境車顧客インサイト分析等に従事。米国のデザイン修士課程修了後、米国医療機関のデータ分析部署へ初のデザイナーとして参画。人間中心デザインを導入し、医療従事者の業務効率化、多様な人材活用を推進。2024年8月よりKOELに参画。

結びながら、ひらく ― にじむ境界のデザイン

デザインとエンジニアリング、個人と組織、人とAI。
異なる領域のあいだにある境界が“にじむ”とき、創造の可能性は広がります。
本セッションでは、領域をつなぐ実践やスキルの拡張を手がかりに、変化の時代に自分の色をにじませていく働き方と、共創を育むためのヒントを探ります。

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  谷 拓樹

  Figma / Marketing / Designer Advocate

  中小企業向けのSaaS、フリーランスでの受託、起業やスタートアップでの開発チーム立ち上げを経験。Webのフロントエンド開発や、UI・UX設計をおこなう。現在はFigmaのマーケティングやリソースの設計・開発に取り組んでいる。